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給料の前借りができる給与ファクタリングとは?個人でも利用が可能?

ファクタリング

どうも、狩井玲王と申します。
当ブログを読んでくださっている方はご存知かと思いますが、私は現在銀行や消費者金融など15社800万円の借金を抱えている多重債務者です。
会社員なので、基本は給料で生計を立てていますが、はっきりいってキャッシュフローは相当厳しいものがあり、毎月何とか借金返済はしてますが、その分また借りる、を繰り返しています。
銀行カードローンや消費者金融などは既に利用制限がかかってしまっていて追加で借入ができない為、一部利用制限がかかっていないクレジットカードや後払い系のアプリなどを駆使して何とかやり繰りをしている状況なのです。

そんな中、金策をどうしようかをほぼ毎日考えているのですが、会社にバレずに給与を現金化できる方法はないか?と考えるようになりました。
ただ、「勤務先にはわからないように」が前提なので、会社にかけあって何とか給与を前借りできないか、といった相談するのは選択肢にはありません。
また、会社が福利厚生の一環で導入している給与前払いサービスも、著者の勤務先では導入していないので使えません。

となると個人の給料を対象としたファクタリングのようなサービスがあれば、それを利用する事を本格的に検討しようと思い、いろいろ調べました。

この記事を書いた人
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狩井 玲王

都内に住む40代会社員。
20代で450万円の借金を抱える多重債務者となるも、20代の内に自力で完済。
その後FXや仮想通貨取引、ギャンブルが原因で再び消費者金融や銀行カードローン、クレジットカードなど借入先15件、借入額800万円を抱える多重債務者となる。
これまでの自身の経験を基に借入に関する様々な情報を発信していきます。

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ファクタリングとは?

そもそもファクタリングって何?

簡単に言うと法人や個人事業主が、取引先に対して自社サービスや製品を販売するなどで得た売上がある場合、その売掛債権をファクタリング業者に買い取ってもらい、資金調達をする方法です。

ファクタリングには2社間契約(利用者・ファクタリング業者)と3社間契約(利用者・ファクタリング業者・売掛先)があり、2社間契約だと基本的に売掛先(取引先)にファクタリングの利用がバレないような形での取引が可能なので、一般的には2社間契約での取引が多い印象ですが、ファクタリング業者からすると2社間契約の方がリスクが高い為、手数料が割高になる傾向があります。

要するに商売で得た売上を早めに現金化したい時に使うサービスね!

狩井怜王
狩井怜王

まぁざっくり言うとそんな感じ…

個人の給与を対象としたファクタリング業者はあるのか?

結論から言うと、個人の給与を対象としたファクタリング業者は現在殆ど存在していません… 残念…

ファクタリング自体は元々企業間取引における資金調達や支払保証の一環で利用され、取引の際には面倒な手続などもありましたが、手続も簡略化され、法人だけでなくフリーランスなどの個人事業主でも気軽に利用できるようになり、特に中小企業や個人事業主にとって有力な資金調達の手段として確立されるようになりました。
よってそもそも個人の給与などで利用できるのか?といった疑問はありましたが、過去には個人の給与を対象とした給与ファクタリングと呼ばれるサービスを提供する業者が多数存在していました。

偽装ファクタリングの横行・給与ファクタリング業者の摘発

企業や個人事業主などが利用できる通常のファクタリングは「債権の売買」の為、貸金業には該当しませんが、給与ファクタリングは貸金業に該当すると金融庁が正式に見解を出しました。

「給与ファクタリング」などと称して、業として、個人(労働者)が使用者に対して有する賃金債権を買い取って金銭を交付し、当該個人を通じて当該債権に係る資金の回収を行うことは、貸金業に該当します。

引用元:金融庁(ファクタリングの利用に関する注意喚起)

お金に困っている人の足元を見て、ファクタリングを装い高金利の貸付け(偽装ファクタリング)を行う業者が多数出てきて、給与ファクタリングもその一つに位置付けられたのです。
実際当時の給与ファクタリングの手数料相場がだいたい申込金額の20%ぐらいなので、仮に手取り30万円の給与を全額給与ファクタリング業者から前借りした場合、手数料だけで約6万円取られるわけです。50万円の人なら約10万円の手数料を取られるわけです…。年利で換算したら貸金業の上限金利を遥かに上回る法外な利息を結果的に支払う事になりますし、キャッシュフローが破綻するリスクもあります。

狩井怜王
狩井怜王

冷静に考えたら給料の20%の手数料を支払わないといけないなんてあり得ないですが、背に腹は変えられない時の気持ちもわかる…怖いですね。

そういった諸問題のあった給与ファクタリング界隈ですが、2021年に最大手の給与ファクタリング業者が法外な手数料などの出資法違反で摘発され、それからも立て続けに給与ファクタリング業者の摘発があり、それらをきっかけとして現在は殆どの業者が給与ファクタリングから撤退をしています。

仮に現在も給与ファクタリングを謳っている業者があった場合は、無許可営業の悪徳業者の可能性が高い為、利用は絶対にやめましょう。

給与前払いサービスとは違う

会社が福利厚生で導入している給与前払いサービスとファクタリングが混同してしまいがちですが、全然別物になります。
給与前払いサービスと給与ファクタリングの違いを簡単にまとめました。

給与前払いサービスと給与ファクタリングの違い

●給与前払いサービス
・勤め先の会社が従業員満足度や募集戦略の一環で導入しているサービス
・給与を前借りしたい利用者は手数料3%前後支払えば、給料の一部または全部を給料日より前に手にする事ができる
・金融庁から貸金業にはあたらないといった見解が出ており、大手のグループ企業などが参入している

●給与ファクタリング
・利用者個人とファクタリング業者とで給与債権のやり取りを行う
・利用者は手数料15~20%前後を差し引いた給与の一部を給料日より前に手にする事ができる
・金融庁から貸金業にあたると見解が出ており、無許可且つ悪徳業者が横行しており、現在公にサービスを提供している会社は無い

狩井怜王
狩井怜王

勤務先に給与前払いサービス導入してほしいと掛け合ってみようかなぁ…

個人の場合はファクタリング以外で金策が必要

個人ではファクタリングが使えない為、どうしても目先の現金が必要な時に使える手段としては銀行カードローンや消費者金融などのキャッシングが王道ですが、著者のようにキャッシング枠がもう使えない方もいると思いますので、キャッシング以外で今すぐ現金が必要な人向けの記事もよろしければご覧ください。

フリーランスなどの個人事業主でも利用できるファクタリング業者は数多く存在する

個人の利用は不可でも、法人は勿論ですが、フリーランス(個人事業主)でも利用できるファクタリング業者は数多く存在します。
但しファクタリングを利用しようと思っても、必ずしも審査に通るとは限りません。
また、星の数ほどあるファクタリング業者の中から現在の状況を踏まえた上で審査に通りやすい業者はどこか?手数料が安価な業者は?対面?オンライン?契約形態は?などなど一社一社調べるのにそれなりの手間と時間がかかります。
どこの業者にするか迷っている方はファクタリング業者の一括審査の申し込みができるサービスを利用するのが手軽でオススメです。

ファクタリング業者一括申請サービス【Payなび(ペイナビ)】

「Payなび」は、オンラインで1度に複数のファクタリング会社に審査の申込みを行う事ができ、手数料などの条件を比較した上で自分にあったファクタリング会社を選べるサービスです。

狩井怜王
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個人事業主の方は参考にしてみてください。

まとめ

  • ファクタリングとは法人や個人事業主が売掛債権を売却して即日現金化できる資金繰りの一種
  • 個人の給与を対象としたファクタリングは現在は殆ど無い(あっても利用してはいけない)
  • 個人事業主の方は複数のファクタリング業者に一括申請ができるサービスがオススメ(Payナビ)

個人的には適正な手数料且つ真っ当な営業をしている給与ファクタリング業者があれば利用していたかもしれません(ひょっとすると多少手数料高くても…)。
ただ仮にそういった業者が現在あったとしても本来なら満額入るはずの給料から手数料分が取られ、特に著者のような浪費癖のあるタイプだと前借りすればするほど後々キャッシュフローがどんどん厳しくなる一方なのも容易に想像できるので、結果的には給与ファクタリング自体が無くなってよかったなとも思います。

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