どうも、狩井玲王と申します。
今回は過去に私も利用した事がある中小消費者金融「東日本信販」についてです。
この記事はこんな人におすすめ!
・大手消費者金融や銀行では融資が受けられない
・中小消費者金融の利用に不安がある
・東日本信販に申し込みしようか迷ってる
大手の消費者金融と違って宣伝活動を殆どしていない為、知名度は低いですが設立が1978年の消費者金融になります。
東日本信販について
「東日本信販株式会社」は一度「KHK株式会社」という社名に変わり、その後2018年(平成30年)6月には会社分割という形で「東日本信販株式会社」と元の社名に戻っていますが、公式サイトには以下記載があります。
弊社は平成30年6月1日に、KHK株式会社(旧社名 東日本信販株式会社)の会社分割により設立された新しい会社です。
引用元:https://www.hncb.jp/company.html
「KHK」から「東日本信販」に社名が変更された際に投資ファンド会社である「アドミラルキャピタル株式会社」が出資しており、公式ホームページでも「新しい会社」と記載されていますので、私が当時利用していた元々の東日本信販と現在の東日本信販では、社名は一緒ですが別会社といったが正しいかもしれません。
因みに「東日本信販」と「アドミラルキャピタル」は代表者と会社の所在地が同じになっていますので、経営が実質「アドミラルキャピタル」へ変わった事になります。
「アドミラルキャピタル」はこれまで「武富士」や「大黒屋」などへも投資実績があり、現在消費者金融業では「東日本信販」の他、2021年には「ユニーファイナンス」にも出資しています。
※東日本信販とユニーファイナンスの代表者と会社の所在地が一緒になっています
よって、冒頭で東日本信販は1978年設立の消費者金融と記載しましたが、正しくは2018年に設立されたまだ新しい消費者金融といえます。
東日本信販の会社情報
商号 | 東日本信販株式会社 |
本社所在地 | 東京都千代田区内幸町1丁目3番3号 |
設立 | 2018年6月 |
資本金 | 900万円 |
貸金業登録番号 | 東京都知事(2)第31702号 |
協会 | 未加入 |
東日本信販は行政処分を受けた事がある
東日本信販は以下リンク先の通り、過去に行政処分を受けています。
参考リンク 東日本信販株式会社に対する行政処分について
平成18年(2006年)の行政処分なので、約17年前。この頃は過払い金の原因となっていたグレーゾーン金利が大問題となり、大手消費者金融ですらグレーな事をやっていた時代。
ここ数年は行政処分となる貸金業者は年間で数社程度ですが、当時は年間で数百社から1,500社以上も行政処分となっていたので、東日本信販に限っての話ではありません。
因みに東日本信販と同じ年(平成18年)に行政処分となった貸金業者は661社ありました。
あのアイフルでさえも同じ年に行政処分を受けています。
前年の平成17年は1,596社。消費者金融の大変革期と言われていますが、異常な件数ですね。
なので、行政処分となった業者と聞くと微妙ですが、当時は特段珍しい話ではなく、また今では経営母体も変わって新しい消費者金融として運営している事から、あまり気にしなくていいと思います。
著者の東日本信販申し込み体験談、審査結果は?
旧:東日本信販の体験談
私は旧東日本信販に過去30万円お世話になった事があります。
当時は東京の神田店まで赴いて担当者と対面で面談をして、即日で30万円手渡しで融資してもらいました。担当者から毎月の収支状況やキャッシュフローがしっかり回っていけるか、家族構成などかなり詳しくヒアリングされましたが、当時も複数社から数百万円借入があった状態なので、業者側も貸し倒れ防止の為には必要だったのでしょう。
しかし電話では10万円しか融資できないと言われていましたが、担当の方と支店で直接話して、人となりなどを見てもらったのが功を奏したのかわかりませんが、結果元々希望していた30万円まで融通きかせてくれたのを覚えています。
30万円借入して毎月1.5万円の返済でしたが、どうしてもお金が無くて支払い期限過ぎてしまった事も何回かあったのですが、、その度に電話で叱咤激励を受けたのは今となっては良い思い出です(笑)
完済後は携帯に追加融資の営業電話がかかってくる事もありましたね。
お世話にになります。東日本信販の●●です~。狩井さんの携帯電話ですか~?
はい、そうです。
最近どんな感じですか~?
10万円ほど借りませんか~?
今は間に合ってますので大丈夫です。
そうですかぁ、またお願いしまーっす!
はい、また何かあれば宜しくお願い致します。
営業マン、軽っ!(笑)
「10万円借りませんか?」といった誘惑の電話。その時は東日本信販に限らず完済に向けて「二度と追加で借入しない」と頑張ってた時期なので、一瞬「借りようかな…」とも思いましたが、お断りしました。
にしても若い男性の営業マンでしたが、軽かったな~(笑)
当時どこの業者も貸してくれませんでしたが、東日本信販だけは30万円も貸してくれたので本当に助かりました。。
新:東日本信販の体験談
そして、今年に入ってからですが、再びお金に困り、15年ぶりぐらいに東日本信販へ融資の申し込みをしてみました。
私自身当時よりも年収は増えているので、本当は社会的な信用が増しているはずなのですが、その分借金も膨らんでしまいどこも貸してくれない状態。こんな私に手を差し伸べてくれる業者はそうそう無い。旧東日本信販に申し込んだ時もそういった状況でした。
名前だけが一緒で当時とは別の会社といった認識はありつつも、あの時の感動を再び、と淡い期待を勝手に膨らませ、ネットから申し込みました。
急いでいたので、ネットで申し込みを行った後、電話もしました。
女性のスタッフから「審査完了次第連絡します」と告げられ、「どれぐらいで結果でますか?」と聞くと「本日中にはご連絡できると思います」といった返答。
ネットから申し込みをしたのが平日の9時半頃でしたが、当日の昼過ぎには審査結果がメールで送られてきました。意外と早い。
そして結果やいかに!!?
以下東日本信販からの審査結果メール。
ですよねぇ…
もう今はどこに申し込んでも結果は一緒なので、東日本信販さんの問題ではなく、私の問題。
頑張ります。。
東日本信販は来店不要
旧東日本信販時代は神田の支店まで赴く必要がありましたが、現在は来店不要で融資実行まで完結します。
東日本信販の口コミは?
ネットなどでの口コミを見てみると、ほぼ旧東日本信販(KHK)時代の古い口コミとなっており、前述の通り現在は経営母体が変わって別会社になっているので、ほぼネット上の口コミは参考にならないと判断し、紹介は控えます。
ただ、「経営母体が変わって申し込み受付できない」「申し込んだが音沙汰が無い」といった口コミがちらほらありましたが、私自身申し込みをして、当日中に審査結果が出たので、通るかどうかは別にしてちゃんと審査はしてくれます。
とは言え、確かな口コミ情報も無いですし、新会社になってからの融資実態がイマイチよくわからないので、同じ中小消費者金融に申し込むなら大手並みのサービスレベルを意識しており、且つ大手とは異なる独自審査の中小消費者金融に申し込むのがいいと思います。
東日本信販以外の著者オススメ中小消費者金融3社
中小消費者金融といっても数多く存在するので、著者自身も申し込みした事があるTOP3の厳選業者のみ紹介します。
中小消費者金融なので、大手とは違い★3~4の評価となりますが、中小消費者金融の中では総合評価が高い上位3社になります。
東日本信販の申し込みから融資、返済までの流れ
以下が申し込みから返済までの大まかな流れになります。
- STEP1申し込み
インターネットから24時間365日申し込み可能
※電話で申し込みも可能 - STEP2審査
審査完了後、電話かメールで審査結果の連絡あり
- STEP3契約
郵送で必要書類の提出
※やり取りは郵送のみ - STEP4借入
振込での融資実行
- STEP5返済
指定口座への振込にて返済
東日本信販の貸付条件、審査基準や土日祝日の審査について
貸付条件
融資額 | 1~50万円 |
申し込み可能年齢 | 20歳以上 |
貸付利率(年率) | 貸付元金10万円未満の場合 年20.0% 貸付元金10万円以上の場合 年18.0% |
遅延損害金(年率) | 20.0% |
借入方法 | 振込キャッシング |
返済方式 | 1. 元利均等払い 2. 元金均等払い 3. 期日一括払い |
返済方法/返済期間 | 銀行振込/最短1ヶ月~最長120ヶ月(10年間) |
担保・連帯保証人 | 不要 |
融資上限が50万円と低い為、借り過ぎる事が無い点では安心して利用できますが、もっと借りたい人にはちょっと物足りないかもしれません。
但しこういった中小消費者金融へ申し込みを検討している方は、他社で融資を断られている方が多い為、現実的に少額の融資しか難しい事が殆どではないでしょうか。
審査基準
旧東日本信販は中小消費者金融だけあって大手と比べて審査の不安な属性でも比較的柔軟に融資判断をしてもらえるといった口コミが多く、私も実際融資を受けてみてそう感じました。
但し現在は経営母体が一新され、顧客第一主義、コンプライアンス遵守で誠実に運営していくといった方針は伝わるものの、新しい東日本信販になってからは融資可決したといった口コミが殆ど無く、宣伝活動も殆どしていないので、以前のような柔軟且つ積極的な融資の姿勢があるかどうかは未知数となっています。
東日本信販は勤務先へ在籍確認する?
一般的な消費者金融と同様に在籍確認はあります。業者名は名乗らず、審査担当者が個人名で勤務先に電話をかけてきます。
必ず本人が電話に出ないといけないわけではなく、「離席中や外出中」といった事がわかれば在籍確認は完了します。
東日本信販は即日融資可能?
東日本信販は即日融資を行っていません。
申し込みから融資実行まで日数がかかる前提で余裕をもって申し込んだ方が良いでしょう。
東日本信販は土日祝日も審査しているの?
東日本信販では、ネットで365日申し込みが可能ですが、土日祝日の審査は行っていません。
土日に申し込みをした場合は、最短月曜日に審査が行われます。
東日本信販は郵送物あり?
東日本信販はネットで申し込み後、審査可決となれば以前は店舗で契約書の取り交わしができましたが、現在は自宅に契約書一式が送られてきます。
一人暮らしなら問題ないでしょうが、家族にバレたくない方などは郵送物が送られてくるタイミングなど注意が必要となります。
また、絶対にバレたくないのであれば「郵送物の局留め」対応の相談をしてみましょう。
郵送物を自宅ではなく、最寄りの郵便局で受け取る事ができますので、家族にバレる事はありません。
東日本信販のメリット・デメリット、総合評価
メリット・デメリット
✓メリット
・来店不要で全国対応が可能
✓デメリット
・年収の3分の1以上は借りられない
・即日融資、土日の融資が不可
・限度額が低い
・銀行と比較して利息が高い
・大手金融業者のような利便性は無い
・契約書が自宅に届く
・在籍確認がある
総合評価
私の独断と偏見にはなりますが、以下のような評価となります。
審査基準 | △ |
即日融資 | × |
土日祝日融資 | × |
来店不要(WEB完結) | 〇 |
借入限度額 | × |
利息 | △ |
利便性(借入・返済) | × |
商品ラインナップ | △ |
郵送物無し | × |
在籍確認 | × |
総合評価 |
中小消費者金融の中でも総合的な評価は上記の通り低めになります。
審査可決の場合、契約書一式がご自宅に郵送物等が送られてくる為、家族にバレたくない方は注意が必要です。
まとめ
個人的には旧東日本信販時代にお世話になった消費者金融の一つですが、現在は利用しているといった口コミなどの情報が少なく、会社の規模も資本金900万円、従業員5名程度とかなり小規模の消費者金融といえますので、普通に考えたら属性が厳しい人に柔軟に審査をして融資するのは難しい(そこまでのリスクは負えない)と思います。
大手などで融資を断られているような現状であれば、新たな借入はせずに債務整理やおまとめローンなどで負担軽減するなど、借入計画の見直しが必要かもしれません。
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