どうも、狩井玲王と申します。
今回はおまとめ(借換え)ローン商品に力を入れている消費者金融「中央リテール」についてです。
この記事はこんな人におすすめ!
・大手消費者金融や銀行では融資が受けられない
・中小消費者金融の利用に不安がある
・おまとめローンで借金をまとめたい
・中央リテールに申し込みしようか迷ってる
あまり聞き慣れない会社だと思いますが、おまとめローンを検討しており且つ銀行や大手消費者金融で審査に通らなかった方が申し込みを検討する事が多い中小消費者金融に分類されるでしょう。
消費者金融中央リテールについて
平成15年に東京で設立された消費者金融です。
おまとめローンと言えば「銀行」や「大手消費者金融」のイメージが強いですが、こちらの企業は中小消費者金融の中では珍しくおまとめ(借換え)ローンに特化して融資を行っています。
個人の状況にもよるでしょうが、中央リテールでおまとめする場合、クレジットカード含め、借入ができる他社カード、消費者金融など全て当日中に解約する事を条件に融資実行となり、資金用途も「他社借入の返済のみ」となっています。
よって複数社で且つ金利が高いローンから中央リテールで一つにまとめ、低金利で利用できると月々の返済管理、返済額の負担軽減に繋がるメリットがある一方で、クレジットカードや他社ローンなど、返済後は全て解約する必要がある為、本気で借金の完済を目指す人向けの会社と言えます。
中央リテールの会社情報
商号 | 中央リテール株式会社 |
本社所在地 | 渋谷区道玄坂2-25-7-6F |
設立 | 平成15年12月 |
資本金 | 6,000万円 |
貸金業登録番号 | 東京都知事(5)第31283号 |
協会 | 日本貸金業協会会員第005560号 |
著者の中央リテール申し込み体験談、審査結果は?
私自身過去に銀行でおまとめローンを利用した事がありますが(既に完済)、消費者金融での利用実績はありません。ただ、現在あまりに借金が膨らんでしまった事から、おまとめローンを利用するべく、様々な銀行や大手消費者金融でおまとめローン商品に申し込むも、残念ながらことごとく審査否決となっています。。
そんな状況だったのでおまとめローンの最後の砦と言われる中央リテールの存在を思い出し、申し込みをしようか悩んた事もありましたが、私の場合は中央リテールの融資上限500万円だとそもそも足りず、既に金利が安い銀行カードローンや支払い関係で使用しているクレジットカードなどを除いて上限500万円以内で都合よくおまとめできるかどうかがポイントになってきますが、おまとめしたところで他にもまだ300万円も借金が残るといった時点で審査には通らないかなと考えております。
また、中央リテールはクレジットカードの解約まで徹底させるスタンスなので、ちょっと今の生活スタイルに合わないと思い、断念しました。
つくづく借り過ぎたなぁと反省。。
中央リテールは来店必須
中央リテールで融資を受ける際には渋谷の店舗へ来店が必須となります。
よって関東圏の方でないと実際厳しいと思いますが、申し込み対象エリアは以下となっております。
宮城県、山形県、福島県、新潟県、群馬県、茨城県、栃木県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、 静岡県、山梨県、愛知県、長野県、岐阜県、三重県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県
但し公式サイトでも上記対象エリア外であっても、電話で相談してくださいと記載があるので、エリア外の方はまずは電話で申し込み可能か問い合わせてみるといいかもしれません。
但し仮審査で審査通過しても、来店しての本審査で否決、、なんて事はざらにあるので遠方の方は交通費ももったいないですし、オススメしません。
電話番号:03-6415-1280
対応可能時間 平日9:00~18:00/土日祝 定休
どうしても来店できない場合は?
住んでるエリアや平日の日程調整が困難などでどうしても来店できない方もいると思いますが、残念ながら渋谷に店舗へ来店できない方は審査に通りません。
担当者と相談し、何とか都合を付けて来店する形で調整しましょう。
中央リテールの口コミは?
ネットには以下のような口コミがありました。
※口コミをそのまま転記すると長くなる為、要点のみ記載しています(意味合いまでは変えていません)
☑契約前に貸金業務取扱主任者の身分証明書を見せてもらった。国家資格者で金融のプロと相談ができて知らないことも多く
とても勉強になった。
☑契約当日に借入先の返済をしてしまうのでその日でおまとめ完了する。手元にお金は残らず他に使うことはできないが、毎月の支払額が減ってよかった。
☑今までのローンの平均金利が16~18%だったけどおまとめで11%に。数パーセントの違いで支払総額は130万円も減った。
☑必要書類が免許証、保険証、給与明細が2か月分、源泉徴収票などなど。
まだ転職したばかりで源泉徴収票がありませんでしたが対応してくれた。
☑多かった借入件数が一つなって手間も減り、精神的にも楽になった。何より完済の日が確定したのが嬉しい。
☑大手はどこも断られ、諦めず申し込んだら2時間ほどで審査結果が出て可決。契約自体は店舗で2時間半程度。当日中に他社返済手続まで含めて半日かかったが、今までの苦労から解放されると思うと本当に気が楽になった。
☑大手のように事務的に断るのではなく柔軟に審査を通してくれて何とか一本化できた。相談して良かったと思う。
☑事前に電話による仮審査で融資OKとの事。店舗での面談時自ら過去に任意整理有りと伝えたら融資否決となり、弁護士を紹介されたのみ。ブラックは完済後最低10年間は審査対象外との事。最初からホームページに記載してほしかった。
☑仮審査では『本審査で落ちることはほぼない』と言われたが本審査で否決。口コミ通り弁護士事務所を紹介されたのみ。
☑電話対応がかなり悪い。
☑担当者も最初丁寧でよかったのですが、審査が始まった途端いきなりタメ口になり何様だと思った。
☑審査通らないと豹変。なんでこんなこといろいろ言われないといけないのかと思った。
上記口コミの通り、おまとめローンのメリットを享受でき、「複数社への返済や返済額の負担が減ってとても良かった」といった口コミがある一方で、「仮審査が通って店舗までわざわざ赴いたにも関わらず、本審査で否決」や、「担当者の態度が悪い」などといったマイナスの口コミもありました。
「任意整理をした過去がある事を伝えると否決した」といった口コミもありますが、任意整理後通常5~10年は金融業者も融資できないので、まっとうな対応とも取れます。
審査に通らなかった場合は店舗で「債務整理を奨められ、弁護士を紹介された」といった口コミもあり、ひと昔前に流行った「紹介屋」や「整理屋」のような類の業者か?といった疑問も出てきますが、これまで行政指導が入っていない事実を踏まえると、コンプライアンス上は問題なく、正規業者である事には間違いありません。まぁ商売なんでいろいろうまくやってるんでしょうが。
恐らく中央リテールに申し込みを検討される属性の方はブラックであったり、私のようにどこも貸してくれない状況の方も多いので、債務整理した方が良いといった結論になり、結果弁護士を紹介される人が現実的には多いのではないかと思います。
私は債務整理はせずに自力で完済しようと思っているので、仮に中央リテールに申し込んで審査に通らず、債務整理を紹介され、担当者が仮に強面のおじさんだったとしても強気で断る自信はあります(笑)
ただ、実際多重債務を抱えてしまうと債務整理も選択肢に入ってくると思うので、中央リテールへの申し込みを機会に自己破産などの債務整理をしたといった人も実際はいるでしょうし、正直、多重債務から解放されるには債務整理も有効な選択肢の一つではあるので、申し込む場合は仮審査で通っても本審査で店舗まで赴き、あれやこれや担当者と長々と話をした挙句、結局融資してもらえず、債務整理の選択を迫られるといった状況も想定内にした上で申し込んだ方がいいと思いますね。
よって、中央リテールで無事おまとめできた人にとっては勿論ですが、借りられない人にとっては二の足を踏んでいた債務整理に向けて背中を押してくれる業者と捉える事もできるかもしれません。
中央リテールの申し込みから融資、返済までの流れ
以下が申し込みから返済までの大まかな流れになります。
- STEP1申し込み
インターネットから24時間365日申し込み可能
※電話での申し込みも可能 - STEP2仮審査
完済までの期間・返済計画も含めた仮審査完了後、電話かメールで審査結果の連絡あり
- STEP3本審査・契約
仮審査通過の場合、必要書類を準備して渋谷の店舗にて契約
※来店必須 - STEP4借入
店舗にて他社借入先へ全て完済(解約)後、手続完了
※他社への返済以外は資金の利用は不可 - STEP5返済
任意の支払日を決め、指定口座への振込にて返済
中央リテールの貸付条件、審査基準や土日祝日の審査について
貸付条件
融資額 | 500万円(不動産担保ローンは3,000万円) |
申し込み可能年齢 | 20歳以上 |
貸付利率(年率) | 10.95~13.00%(不動産散歩ローンは8.2~9.8%) |
遅延損害金(年率) | 20.00% |
借入方法 | 店舗で他社借入先への返済のみ(融資金額は手元に残らない) |
返済方式 | 元利均等 |
返済方法/返済期間 | 銀行振込 |
担保・連帯保証人 | 不要 |
中央リテールでおまとめする場合は上限500万円まで、金利も10.95~13.00%が貸付条件となっています。
申し込み年齢については公式サイトのクイック診断で同じ借入条件で20歳未満と56歳以上で選択すると「融資対象外」となった為、20~55歳までが申し込みの対象になっている可能性があります。
あと不動産担保ローンも扱っていますが、担保にできる不動産があるなら、まずは大手の業者や銀行で申し込めばいいかなと思います。
審査基準
おまとめローンは複数の借入を1つにする事で毎月の支払い額の軽減や利息の削減が可能になる事から、年収の3分の1以上でも借入ができる(総量規制の対象外)となっているのは有名な話。
しかし現実問題としておまとめローンの審査は借入額も大きく、債務整理後10年未満であったり、通常5社以上から借入がある場合、金融庁も5社以上を多重債務者と定義付けしている事から、本来は簡単に審査には通りません。
ただ、中央リテールの場合はおまとめローン商品の獲得に力を入れている事もあり、5社以上の借入が無いと審査対象としていない事からも、銀行や大手消費者金融でおまとめローンを断られた方でも比較的柔軟に対応してくれる可能性はあります。
中央リテールは勤務先へ在籍確認する?
一般的な消費者金融と同様に在籍確認はあります。業者名は名乗らず、審査担当者が個人名で勤務先に電話をかけてきます。
必ず本人が電話に出ないといけないわけではなく、「離席中や外出中」といった事がわかれば在籍確認は完了します。
中央リテールは即日融資可能?
即日融資はやっていません。しかし申し込み後翌日に店舗に赴く事ができれば、最短で翌日には融資実行となります。
中央リテールは土日祝日も審査しているの?
中央リテールは、ネットで申し込み後、平日に店舗に赴いての本審査となる為、土日祝日の審査は行っていません。
中央リテールは郵送物あり?
店舗に直接赴いての契約となる為、自宅に契約書などが送られてくる事はありません。
中央リテールのよくある質問
以下に公式サイトに記載しているQ&Aをそのまま転記しますので、利用検討の参考にしてみてください。
中央リテールのメリット・デメリット、総合評価
メリット・デメリット
✓メリット
・既に年収の3分の1借入があっても借入可能(総量規制の対象外)
・借入先5社以上あっても借入可能
・限度額500万円まで借入可能
・複数社の借入を低金利でまとめる事で、返済管理、返済金額、精神的負担などが軽減される
・申し込みから融資実行まで最短1日
・審査が不安な方でも申し込んでみる価値はある
・ある意味「本気で完済を目指す人」にとってはいろいろと自分を見つめ直す良い機会になるかも
✓デメリット
・本審査で渋谷の店舗まで赴く必要がある
・他社消費者金融や銀行カードローンだけでなく、クレジットカードも解約する必要あり(個人の状況による)
・資金は他社借入返済のみにしか利用不可
・審査に通らなかった場合、債務整理を奨められる可能性あり
・大手業者と違い街金のイメージが強い為、抵抗感があり、合わない人は合わない
総合評価
私の独断と偏見にはなりますが、以下のような評価となります。
審査基準 | △ |
即日融資 | × |
土日祝日融資 | × |
来店不要(WEB完結) | × |
借入限度額 | 〇 |
利息 | 〇 |
利便性(借入・返済) | × |
商品ラインナップ | △ |
郵送物無し | 〇 |
在籍確認 | × |
総合評価 |
中小消費者金融だと評価はだいたいこんなもんです。
おまとめローンの場合は中央リテールに限らずですが、複数社から上限金利18%とかで毎月返済されている方ならかなり利息の削減=返済総額の削減に繋がります。おまとめにより支払日も統一される為、返済管理も容易になり、なにより複数社から借入があるより、一社からしか借入していない方が精神的に楽になります。
会社規模は、渋谷の雑居ビルの中に入ってるので、所謂街金業者のイメージに近いですね。
まとめ
まだまだ知名度が低い業者なので、「おまとめローンと言えば中央リテール」とまでは到底呼べないものの、銀行や大手消費者金融で融資を断られてしまった方からは最後の砦として重宝されている業者の一つです。
融資実行の条件として、借入ができる他社のカードなど全て解約が必要となる可能性が高い為、今後は自己資金のみでキャッシュフローを回し、本気で完済に向けて計画を練る必要があります。
勿論簡単に審査に通るわけではありませんが、消費者金融の中ではおまとめローンに特化している珍しい業者なので、複数社から借入をしている方は一度申し込んで担当者に相談してみるのもアリかと思います。
但し大手や中小含めてどこもおまとめローンの審査が通らないとなると、いよいよ債務整理を検討していく段階かと思います。
中央リテールでも審査が通らなかった事を機会に債務整理を行い、借金から解放された人も実際いますので、自力で稼いで完済できれば勿論ベストですが、どうしても難しい場合でもなかなか債務整理の決断って難しい側面もありますよね。そういった方はこのような業者で担当者と対面でいろいろと話して、自身の借金と向き合い、債務整理を具体的に検討した方がいいかもしれませんね。
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